カンポットペッパーの他にも、地域性を認められた特別な商品があります。
カンボジアの首都プノンペンの西に位置するコンポンスプー州の Thnot Palm Suger (パームシュガー)です。

パームシュガーとは、ヤシの木の樹液から作る天然の砂糖のことです。
年間100トン前後しか生産されない コンポンスプー州の特別なパームシュガーは、地域性や製造方法の独自性が認められ、EUのPGI(地理的表示保護)で守られています。
製造方法はとても繊細。ヤシの木から蜜を採取して商品にするまで、家族単位で作られます。
毎年12月~5月の収穫期に家族が所有するヤシの木に自家製のはしごで登ります。専用のナイフで花序に傷をつけ、竹筒で蜜を採取します。



採取した蜜は発酵が進まないように、その日のうちにすぐに火をかけて 何時間も煮つめます。

さらに、細かく粉状になるまで振るいにかけ、乾燥させます。
液状のもの、ブロックになったもの、パウダー状のものなど様々な形態がありますが、HEN HOUSEでは使いやすいパウダー状のものを取り扱っています。

近年は、地球温暖化の影響もあり気候が変ったり雨期が安定しないことなどから、パームシュガーの生産量にも影響がでています。
無添加、無農薬で生産され、自然の恵みそのものの希少なパームシュガー。
フローラルな香りと深みのある味わい、柔らかい甘みが特徴で、低GI(30以下)です。普段の砂糖や三温糖、ブラウンシュガーに代えて使っていただけます。
